臼蓋形成不全のストレッチ方法は?原因・改善方法・やってはいけないことを解説!

臼蓋形成不全という病気をご存知ですか?まず、臼蓋とはどこなのかと思う方も少なくないでしょう。この記事では、臼蓋形成不全とはどこの病気、どのような症状なのか解説していきます。また、改善方法やおすすめのストレッチ方法などもご紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

臼蓋形成不全とは?

まず、臼蓋形成不全とはどのような状態なのか解説していきます。 臼蓋とは、骨盤と大腿骨をつなぐ骨の一部のことです。これが十分に発達していない、もしくは異形成の場合に臼蓋形成不全であると言われます。臼蓋は、大腿骨の上端にある大腿骨頭を覆うような構造になっています。大腿骨頭の大きさに対して80〜90%程度の大きさの臼蓋が最適なバランスです。しかし、臼蓋が大きさが小さく骨頭を覆いきれない状態にあるのが臼蓋形成不全です。 臼蓋は、骨盤と大腿骨の間にあり、股関節の可動に大きく関わる部分です。形成不全の場合、本来当たるはずのない骨同士が当たってしまったり、軟骨組織へのダメージが大きくなったりなどが生じます。そのため、炎症による痛みや可動域の減少、スムーズに動かすことができないなどの症状を引き起こします。後に、変形性股関節症を引き起こすことも少なくありません。 炎症が進んだり、日常生活に影響を及ぼす場合には人工股関節置換術という外科的療法での治療が望ましいことがあります。

臼蓋形成不全の原因は?

では、臼蓋形成不全を発症する原因には、どのようなものがあるのでしょうか。臼蓋形成不全の原因は現在のところ、不明とされているのです。しかし、臼蓋の形成不全は、日常生活によって発症したり進行するものではないため、先天性であり、遺伝的要素もあるのではないかと考えられています。 臼蓋形成不全であっても、若いころでは軟骨組織が厚いため何の症状もなく、気づかずに生活を送っていることが多くあります。しかし、股関節に負荷がかかっている状態が続くことで、若年層でも痛みや動かしにくさなどの症状が現れることもあります。さらに、臼蓋形成不全により、軟骨組織のすり減りが進行すると若年層でも変形性股関節症を発症しやすくなります。 何らかの症状が現れた場合には、変形性股関節症に進行させないよう日常生活の中でも可動や負荷に注意し、うまく付き合っていくことが重要となるでしょう。

臼蓋形成不全の改善方法は?

では、臼蓋形成不全の改善方法はあるのでしょうか。ここでは、臼蓋形成不全を罹患しており症状がある場合についての改善方法をご紹介します。 若年層の場合、罹患していても軟骨組織がクッションの役割を果たしているため、ほとんどが気づかないのです。もし、何らかの症状があったり、偶然レントゲンなどで見つかった場合にも改善方法を知っておくと役に立つかもしれませんね。

手術療法

手術療法では、痛みが強い場合や炎症が激しい場合に適応しています。その名は、人工股関節置換術という術式で行う手術です。骨盤側の骨から大腿骨頭までを人工関節に置換する方法で、変形性股関節症の場合にも多く適応される術式です。 術後のリハビリは必須ですが、一度挿入した人工股関節は、30年程度の耐久性があります。

ストレッチ

痛みが比較的落ち着いている時にストレッチは適しています。股関節の可動域を広げたり、柔軟性を高めることで、変形性股関節症への移行も防ぐ効果が期待できます。また、全身の筋肉バランスが整うことでも、股関節への負担軽減に繋がるでしょう。

薬物療法

薬物療法では、痛みや炎症を抑えたり動きをスムーズにしたりすることが期待できます。炎症止めや痛み止めなどの内服や痛み止めの作用のある注射などを患部に打つことによって、一定期間は快適に過ごすことができるでしょう。 注射では、薬液が体内に成分が吸収されてしまうため定期的に打つことが必要になります。

臼蓋形成不全のストレッチ方法は?

ここで、3つおすすめのストレッチ方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

大殿筋・腸腰筋ストレッチ

大殿筋と腸腰筋は、股関節を曲げる際の負担を軽減してくれる筋肉です。特に腸腰筋骨盤底筋群に属しており、股関節と密接になっています。 1.仰向けのになる 2.片足の膝を曲げ、両手で膝裏もしくは、膝を抱えるように持つ 3.膝をできるだけ体に引き寄せ、20秒キープ 4.反対脚で繰り返す

腸腰筋ストレッチ

腸腰筋を立ったままストレッチする方法です。 1.片足を後ろに引く 2.引いた足のつま先だけ床に付くように伸ばす (アキレス腱伸ばしのイメージ) 3.引いた足の骨盤を前に出し、20秒キープ (少し脇腹あたりを捻る感じ) 4.反対脚で繰り返す

大腿四頭筋ストレッチ

大腿四頭筋とは、太ももの前面にある大きな筋肉群です。柔軟性があると、可動時に股関節も引っ張られる負担が軽減されます。また、脚をすっきり見せてくれるという美脚効果も期待できます。 1.うつ伏せになる 2.片足の膝を曲げて、足を手で持つ 3.かかとをできるだけお尻に引き寄せ、20秒キープ 4.反対脚で繰り返す

臼蓋形成不全でやってはいけないことは?

臼蓋形成不全の人は、やらない方がいいことや気を付けたいことがいくつかあります。それは、症状を重症化させないために重要なことです。 では、どのようなことに気を付けたら良いのか解説していきます。

体重を増やす

体重を増やすことは、股関節に負荷を増やすことになります。股関節は、動作によって体重の数倍の力が加わると言われています。臼蓋と骨頭だけで上半身を支えていると考えてみてください。おおよそ、骨頭の大きさは握りこぶしよりも一回り小さいくらいの球体です。それが上半身の重さを支え、可動をしていると考えると股関節には、大きな負荷がかかっていると思いませんか?そのため、大幅な体重の増加は股関節に大ダメージを与えるでしょう。適切な体重管理は、生活習慣病にだけでなく股関節にとっても重要なのです。

股関節に負担をかける姿勢

体重同様に、股関節に負担をかける姿勢も大きな負荷となるでしょう。長時間の座位や股関節を外側に大きく開く動きなどは、大きな負荷をかけます。 長時間の座位は、筋肉の拘縮を引き起こします。柔軟性が低下すると、立ち上がりや歩行時に股関節を支える組織にダメージを与え、痛みを伴うこともあります。長時間のデスクワークなどで動きがない時には、少し立ち上がったりして軽くストレッチをしてみましょう。

臼蓋形成不全でスクワットは行っても良い?

臼蓋形成不全でもスクワットは問題ありません。 ただし、正しい姿勢で行うことが重要です。間違った姿勢でのスクワットは、股関節だけでなく、腰や膝などにも大きな負担をかけます。また、荷重のかけ方も正しく行うようにしましょう。

臼蓋形成不全でお悩みの方はひらいボディケアにご相談ください!

臼蓋形成不全は、原因ははっきりとしていませんが、先天性であると考えられています。また、何らかの遺伝的要素も関与しているのではないかと言われています。ほとんどの場合、10代や20代の若年層では、症状がなく臼蓋形成不全であることに気づくことがありません。それは、臼蓋と大腿骨頭の間の軟骨組織に十分に厚みがあり、臼蓋形成不全であっても軟骨組織がクッションの役割を果たしているからです。しかし、過度な負荷や長期的な負荷によって痛みや動かしにくさなどの症状が現れることがあります。重症化すると、変形性股関節症への移行もあり、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。改善方法としては、薬物療法やストレッチ、筋力トレーニングなどで保存的に経過を見ていくことがあります。外科的療法では、人工関節置換術という方法で臼蓋と大腿骨頭を人工関節に置換する方法も検討されるでしょう。

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