腱鞘炎の原因は?指や手首の痛みを引き起こす4つの要因と対処法 2025.04.27 指 腱鞘炎の原因について知っていますか?「手の使いすぎ」が原因とされることが多い腱鞘炎ですが、実はそれ以外にも発症のきっかけとなる要因があります。 本記事では腱鞘炎の主な原因や対処方法についてご紹介します。 指や手首が痛むと、日常生活のあらゆることが難しくなり、精神的にもつらいもの。 ぜひこの記事を参考に、腱鞘炎への理解を深めるきっかけになれば幸いです。 目次1 腱鞘炎(けんしょうえん)とは?代表的な4つの原因1.1 手首・指の使い過ぎ1.2 妊娠・更年期など女性ホルモンの影響1.3 子どもの抱っこや力仕事による負担1.4 糖尿病・関節リウマチなど持病との関連2 腱鞘炎にはどんな種類がある?症状ごとの見分け方2.1 親指に痛みが出る「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」2.2 指の曲げ伸ばしで引っかかる「ばね指(弾発指)」2.3 腕や肩に出ることも?腱鞘炎の意外な発症部位3 これって腱鞘炎?簡単セルフチェック3.1 アイヒホッフテスト3.2 フィンケルシュタインテスト4 腱鞘炎を放置するとどうなる?見逃せない重症化のサイン4.1 腫れの悪化4.2 生活に支障をきたす痛み4.3 うまく動かせない4.4 しびれや麻痺5 腱鞘炎になった時の対処法と病院へ行くタイミング6 腱鞘炎はどれくらいで治る?回復期間の目安7 腱鞘炎を再発させない!日常生活でできる予防策7.1 パソコンやスマホ操作7.2 子育て7.3 スポーツ8 腱鞘炎でお悩みの方はひらいボディケアにご相談ください! 腱鞘炎(けんしょうえん)とは?代表的な4つの原因 腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ「腱(けん)」を包む膜である「腱鞘(けんしょう)」に炎症が起きている状態を指します。 手首や指を動かしたときに痛みが出たり、患部が腫れて熱をもつなどの症状が見られるのが特徴です。 発症の背景には、同じ動作のくり返しや姿勢の偏りなど、いくつかの要因が関係しています。 なかでも特に多いとされる原因は、以下の4つです。 それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。 手首・指の使い過ぎ 手首や指の使いすぎは、腱鞘炎の原因となります。 関節を動かすと骨や腱と同時に腱鞘も動くのですが、その回数があまりに多いと摩擦によって炎症を起こしてしまうのです。 元々は指先や手首をよく使う、美容師や大工、料理人などに発症することが多かったのですが、最近ではパソコン作業やスマートフォンの操作が原因で腱鞘炎となる人も増えています。 妊娠・更年期など女性ホルモンの影響 女性ホルモンのひとつであるエストロゲンには、指や手首の血管を拡張させて血流を良くしたり、関節の滑膜を柔軟にすることで腱鞘を保護したりする役割があります。 妊娠中や産後、更年期にはこのエストロゲンが大きく増減するため、腱鞘炎を起こしやすくなるのです。 子どもの抱っこや力仕事による負担 子育て中のお母さんは腱鞘炎になることが多いと言われていますが、原因のひとつは子どもの抱っこです。 特に、寝ている子どもの頭を親指で支えたり、体重を片手や手首だけで支える場面では、局所に強い負担がかかりやすくなります。 こうした負担の蓄積が、腱鞘に炎症を引き起こす原因となることがあります。 さらに、重い荷物の持ち運びや、物を繰り返し持ち上げるような作業も注意が必要です。 手首や指を酷使する動作が続くと、腱や腱鞘にストレスがかかり、腱鞘炎を引き起こしやすくなります。 糖尿病・関節リウマチなど持病との関連 持病として糖尿病や関節リウマチなどを持っていると、腱鞘炎を発症しやすくなることが知られています。 糖尿病では毛細血管の血流が滞りやすいために、一度炎症が起こると治りづらく、関節リウマチでは関節の炎症が周囲の腱や腱鞘に波及し、腱鞘炎を引き起こすことがあります。 その他に、人工透析を受けている場合も腱鞘炎になりやすいため注意が必要です。 腱鞘炎にはどんな種類がある?症状ごとの見分け方 「腱鞘炎」という病名は、体のさまざまな場所にある腱鞘に起こる炎症の総称で、どの腱鞘が炎症しているのかによっていくつかの種類に分けられます。それぞれの病変部位や症状について以下に解説します。 親指に痛みが出る「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」 手首の親指側には親指や手首を伸ばすための腱が2本通っているのですが、これらの腱や腱鞘に炎症が起こるのがドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)です。 症状としては親指の付け根当たりが腫れ、親指を動かしたり力を入れたりすると痛みが生じます。 指の曲げ伸ばしで引っかかる「ばね指(弾発指)」 ばね指は、指の第3関節の手のひら側にある腱・腱鞘に炎症が起こる疾患です。 どの指にも起こり得ますが、特に多いのは親指・中指・薬指で、複数の指に同時に症状が現れることもあります。 主な症状は、関節の手のひら側の腫れや痛み、そして指を曲げた状態から伸ばそうとすると引っかかりを生じ、ばねのように弾かれて急に伸びるのが「弾発現象」です。 症状は朝起きた時に最も強く出ることが多く、進行すると関節が固まって曲げ伸ばしができなくなることもあります。 腕や肩に出ることも?腱鞘炎の意外な発症部位 腱鞘炎と聞くと指や手首のイメージが強いかと思いますが、上述したとおり腱や腱鞘は体のさまざまな場所にあるもの。 腕や肩、肘、足首などに腱鞘炎を発症するケースもあります。 痛みを感じた時は、腱鞘炎の可能性も頭に入れておくと良いでしょう。 これって腱鞘炎?簡単セルフチェック 指や手首に痛みを感じるけれど、腱鞘炎なのかどうか分からない、という方もいるでしょう。 ドケルバン病についてはセルフチェックが可能なので、その方法を以下にご紹介します。 注意点として、強い痛みや痺れを感じた場合はすぐにチェックを中止してください。 アイヒホッフテスト 親指を握り込んで、小指側に手首を曲げます。 親指の付け根や手首の親指側に痛みを感じたら、ドケルバン病の可能性が高いです。 フィンケルシュタインテスト 手首が曲がらないように固定し、反対の手で親指を内側に曲げます。 親指の付け根、手首の親指側に鋭い痛みを生じると陽性となり、ドケルバン病の恐れがあります。 腱鞘炎を放置するとどうなる?見逃せない重症化のサイン 指や手首の痛みが腱鞘炎だとわかっても、「放っておけばそのうち治るかな」と考える方もいるかもしれません。 しかし、腱鞘炎を放置すると痛みが悪化して動かせなくなったり、手術が必要な状態になったりすることもあります。 以下のような症状が出たら重症化しているサインなので、一刻も早い対処が必要です。 腫れの悪化 腱鞘炎は適切な対応をとることで炎症が鎮まり、腫れや痛みが引いていくのが一般的です。 指や手首を安静にしているにも関わらず腫れが悪化している場合、炎症が進んでいる可能性があるので、医療機関を訪れましょう。 生活に支障をきたす痛み 痛みで眠れない、物をつかめないなど、日常生活に支障をきたすほど指や手首の痛みがある時も、腱鞘炎の悪化が考えられます。 うまく動かせない 指や手首を動かす時に引っかかるような感じがあったり、スムーズに動かせなかったりするのも重症化のサイン。 早期に適切な対処を受けましょう。 しびれや麻痺 腱鞘炎でしびれや麻痺を感じた場合は重症であることが予想され、注意が必要です。 しびれなどを生じているということは、神経を圧迫している可能性が考えられるためです。 指の力が入りづらくなって怪我をするリスクもあるので、医療機関への早めの相談をおすすめします。 腱鞘炎になった時の対処法と病院へ行くタイミング 腱鞘炎になってしまったら、重症化を防ぐためにも早めに病院に行くことが望ましいですが、軽度の症状であればセルフケアでの対処も可能です。 まずはなるべく患部を安静にして、氷などで冷やしましょう。 痛み止めの塗り薬や湿布、腱鞘炎用のサポーターなども市販されているので、必要に応じて取り入れます。 上記の対応を続けても症状が良くならない時や痛みが急に悪化した時、患部が熱を持っている時は、速やかに病院へ行きましょう。 腱鞘炎はどれくらいで治る?回復期間の目安 腱鞘炎の回復にかかる期間は、腱鞘炎の重症度や個人の健康状態などによって大きく変わってきます。 早ければ数週間で症状が無くなることもありますが、長ければ数ヶ月かかることもあります。 腱鞘炎を再発させない!日常生活でできる予防策 腱鞘炎は一度かかると再発しやすい病気と言われており、再び発症するのを防ぐには積極的な予防が必要です。 指や手首の使いすぎを防ぐため、日常生活では以下のことに気をつけましょう。 パソコンやスマホ操作 パソコン操作はなるべく軽いタッチで行い、1時間に1回は手を止めて休憩しましょう。 その際、両手を高く上げたり、だらんと下に下げたりすると血流が良くなり、腱鞘炎の予防に効果的です。 スマホの操作は、親指だけで行っていると負担が大きくなります。 両手で持って操作するよう、心がけましょう。 子育て 指や手首に負担がかかり過ぎないよう抱っこの仕方を工夫し、家族の協力や子育て支援を積極的に受けましょう。 痛みのない範囲でストレッチを行うのもおすすめです。 スポーツ 正しいフォームを心がけ、自分の体に合った道具を使うことが大切です。 また、練習中は適度に休憩を挟み、練習後にはストレッチやアイシングを行いましょう。 腱鞘炎でお悩みの方はひらいボディケアにご相談ください! 腱鞘炎の症状がつらい時には、整体の施術を受けるのもおすすめです。 ひらいボディケアでは医療現場で経験を積んだ理学療法士や作業療法士が、医師にも絶賛されるレベルの施術を行っています。 一時的な症状の軽減ではなく、根本的な原因を追求し、改善に導いています。 個人の状態に応じたセルフケアについても、しっかり教えてもらえるので再発の予防にもつなげることが可能です。 腱鞘炎でお悩みの方はぜひ、ひらいボディケアにご相談ください!