スポーツ鍼灸とは、スポーツの現場で用いられる鍼灸施術のことです。痛みを緩和させたり、自己治癒力や免疫力を向上させる目的で使用します。また、慢性的な痛みや強い痛みにも一定の効果があります。スポーツ現場に携わっている方であれば、体のコンディションを整えるのに鍼灸が効果的だと聞いたことがあるかもしれません。この記事では、スポーツ鍼灸が身体機能だけでなく精神面や神経機能にどのように影響を与えるのかをわかりやすく解説します。また、鍼灸施術にどのような効果があるのかも合わせて解説していきます。施術内容や施術後に注意した方がいいことにも触れながら、スポーツ現場で働く方にとって基本となるスポーツ鍼灸の知識を紹介するので、ぜひこの機会に理解を深めてみてください。
スポーツ鍼灸とは?
スポーツ鍼灸とは、スポーツの現場で用いられる鍼灸施術のことです。主に、筋肉などの痛みや不快感を軽減させる目的で用いられることが多いです。慢性的かつ強い痛みにも効果があるだけでなく、自己治癒力の向上や自律神経を整えることにもつながります。不調を未然に防ぎ、心身のパフォーマンス向上に一定の効果を発揮します。
スポーツ鍼灸で期待できる効果は?
痛みを緩和できる
スポーツ鍼灸では、筋肉などの痛みを緩和する効果が期待できます。特に「刺す」タイプの鍼灸施術では、鍼が筋肉や筋膜、骨の周りまで届きます。そのため、リンパの流れや血流が良くなり、慢性的かつ強い痛みにも効果があります。
ストレスを和らげる
一般的な鍼灸施術と同じように、スポーツ鍼灸にも心身のストレスを和らげる効果があります。
特に「通電する」タイプの鍼灸施術では、筋肉を周期的に動かすことによってセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が促進されます。また、鍼を刺したときに感じる「ひびき」という独特の感覚が、体の中にある特別なセンサーに影響するため、心身ともにリラックスできると言われています。
引用元:精神疾患への鍼灸の適用 大塚 信之
引用元:ストレスと精神的健康に対する鍼灸医学 中谷麻衣
疲労回復しやすい
スポーツ鍼灸を継続的に利用することで、疲労回復しやすくなります。リンパの流れや血流が良くなるため、老廃物が体外に排出されやすくなります。内臓機能の改善や免疫力の向上に一定の効果が期待できます。
怪我をしにくい体づくりができる
怪我をしにくい体づくりにも、スポーツ鍼灸は効果を発揮します。東洋医学における「体の不調を未然に防ぐ」という考え方にならい、日ごろから体のメンテナンスをしておきましょう。
スポーツ鍼灸で筋肉のこりをほぐし柔軟性を高めることで、怪我のリスクを減らせます。また、関節の可動域を広げたり、体のトータルバランスを整えることで不調を起こしにくい体づくりにつながります。
パフォーマンスが向上する
体を整えることは、日々のパフォーマンス向上に直結します。継続利用により、慢性的な疲労感の改善にも役立ちます。不調の改善を行うことによって、心身ともに日々のパフォーマンスが向上します。
当院では、鍼施術以外の施術も含めた体のトータルサポートが可能ですので、目立った不調の改善だけでなく日々のパフォーマンス向上を一緒に目指しましょう。
スポーツ鍼灸ではどんな施術を行う?

スポーツ鍼灸には、大きく分けて、鍼を刺すタイプと鍼を刺さないタイプの2つの施術方法があります。鍼を刺すタイプの施術方法は、豪鍼・パルス・円皮鍼の3種類があります。鍼によって、皮膚より深い部分に刺激を与えられるため、効率的に体の不調改善が見込めます。鍼を刺さないてい鍼は、皮膚表面に刺激を与える施術方法です。
いずれの施術方法も、一般的な鍼灸施術と同じように、継続的に利用することで高い効果を発揮します。
豪鍼(ごうしん)
豪鍼は、「刺す」鍼灸方法。一般的な鍼灸施術と同様、わずか0.1~0.3mmの鍼を使用します。これは髪の毛ほどの細さのため、強い痛みを感じにくいです。鍼で筋肉や神経を刺激して血行を促進し、自己治癒力の改善や痛みの軽減などの効果をもたらします。
パルス
パルスは、刺した鍼に「通電する」鍼灸方法。刺した鍼に微弱な電流を流すことで、短い時間でも高い効果を得やすいのが特徴です。筋肉の緊張を緩和させたり、慢性的な痛みを軽減させるのに役立ちます。
てい鍼
てい鍼は、先端に丸い突起が付いた鍼で「撫でる」「押す」「こする」鍼灸方法。皮膚の表面に刺激を与えるだけで鍼を刺さないため、敏感な部位や痛みを避けたい場合に用いられます。先端恐怖症の方やお子様にも使用可能です。筋肉の緊張を和らげたり、血行を促進する効果があります。
円皮鍼(えんぴしん)
円皮鍼は、短い鍼を刺して「貼る」鍼灸方法。数日~1週間程度貼ったままにしておけるので、手軽に不調のケアができます。シールの真ん中に短い鍼が付いていて、痛みの強い部分や慢性的なお悩みの改善に適しています。日常生活の中でも、手軽かつ継続的な利用が可能です。
スポーツ鍼灸を受けた後にやってはいけないことは?
スポーツ鍼灸の施術を受けたあとは、激しい運動、飲酒、そして暴飲暴食は控えましょう。施術直後に体を急激に温めたり刺激を与えると、好転反応が出やすくなったり、施術効果が薄れる可能性があるからです。
激しい運動
スポーツ鍼灸を受けたあとは、血流が良くなり、体がリラックスした状態になっています。このときに激しい運動をすると、疲労感が増すなど好転反応が出やすくなることがあります。激しい運動をすることで、せっかく施術で柔らかくほぐした筋肉が硬くなってしまい、施術の効果が軽減される可能性があります。それだけでなく、体に力が入りにくいモードのときに激しい運動をすると、怪我をする恐れもあります。以上のような理由から、施術直後の激しい運動はおすすめできません。
飲酒
血流が良くなったあとにお酒を飲むと、アルコールが回りやすくなるので酔いやすくなる可能性が高いです。また、アルコールを分解するために血液が肝臓に集まるため、内臓に負荷がかかりやすくなります。さらに、飲酒によって好転反応が長引くことがあるので、施術を受けた当日は飲酒を控えましょう。
暴飲暴食
施術を受けたあとに暴飲暴食をすると、消化するのに好転反応が長引く可能性があります。食べ物の消化にエネルギーが必要なため体にストレスがかかり、自律神経の乱れにつながる可能性があります。食物繊維が豊富な食べ物や脂っこい食べ物、刺激物も胃腸に負担がかかりやすいためできるだけ控えておきましょう。
暴飲暴食は、施術直後でなくても体に負荷がかかり、胃腸の動きを鈍らせ、習慣化すると生活習慣病を引き起こす可能性が高まるので注意が必要です。
スポーツ鍼灸でお悩みの方はひらいボディケアにご相談ください!
ひらいボディケアでは、不調のない生活を送っていただき健康寿命を伸ばし、生き生きとした暮らしを送ることをサポートします。丁寧なカウンセリングと検査を行い、施術後にはご自宅で取り組んでいただけるアフターケアもお伝えします。スポーツ鍼灸をご利用いただき、不調を未然にケアしていきましょう。日々のパフォーマンスを上げ、健康な生活を送るサポートをさせて頂きます。
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