仙腸関節痛とは?原因・症状・やってはいけないことを解説!

多くの人が「腰や骨盤のあたりが痛くて、立ったり歩いたりするのもつらい…これって仙腸関節が原因かも?」と不安に思っているかもしれません。 実は、仙腸関節痛は日常生活に支障をきたすこともあり、正しい知識を身につけることや、適切な対処が必要なケースが多くあります。 この記事では、仙腸関節痛の原因や症状、そして避けるべき行動について詳しく解説します。痛みを和らげて再発を防ぐために、ぜひ最後までご覧くださいね。

仙腸関節痛とは?

仙腸関節痛とは、骨盤を構成する仙骨と腸骨をつなぐ「仙腸関節」に炎症や損傷が生じ、痛みが引き起こされる状態を指します。この関節は骨盤の後ろ側に位置しており、体を支えるために重要な役割を果たしています。歩行時や立っているときに体重を支えるために使われ、特に腰や骨盤のあたりに痛みが現れることが多いのが特徴です。 仙腸関節は、日常生活の中で長時間同じ姿勢を続けたり、無理な動きをしたりすると負荷がかかりやすく、痛みが生じることがあります。仙腸関節痛は、慢性的な痛みとして現れることもあり、腰痛や股関節の痛みと混同されることが多いため、疾病を見極めることも含めて注意が必要です。

仙腸関節痛の原因は?

仙腸関節痛の原因はさまざまですが、主に以下のような要因が挙げられます。どの原因でも、仙腸関節に負担がかかり、炎症や損傷が引き起こされることで痛みが発生します。

外傷

外傷による仙腸関節痛は、交通事故や転倒、スポーツ中の衝撃など、外的な力が関節に加わることが原因で生じます。仙腸関節は、骨盤と脊柱を結ぶ場所にあり、体のバランスを保つ役割を持っていますが、衝撃に対しては比較的脆い部分です。関節の動き自体はわずかですが、その微細な可動域で体に加わる衝撃を吸収しています。外的な衝撃によってこの関節にズレや損傷が生じると、関節が正常に機能せず、痛みを引き起こすことが多いとされます。 具体的には、外傷を受けた際に仙腸関節の靭帯や関節包が損傷し、関節の安定性が失われます。このような損傷は、関節の不適合やゆがみを引き起こし、関節内に炎症が発生するメカニズムにつながるかもしれません。また、靭帯が過剰に引っ張られることによって、靭帯の付着部で炎症が起こり、慢性的な痛みを引き起こすこともあります。

変形性関節症

変形性関節症(OA)は、仙腸関節痛の発生における要因の一つです。この病態は、主に関節の軟骨が徐々にすり減ることから始まります。軟骨が摩耗することで、骨同士の接触が増加し、それに伴って炎症反応が誘発され、周囲の組織にも影響を及ぼすことになります。特に仙腸関節は体重を支える重要な役割を果たしているため、OAによる変化が直接的にこの関節に負担をかけるのです。 OAが進行すると、骨の変化が仙腸関節の安定性にも影響を与えます。例えば、骨棘と呼ばれる骨の突起が形成され、関節内の動きが制限されることがあります。このような制限された動きは、仙腸関節周囲の靭帯や筋肉に過剰なストレスをかけ、結果として痛みを引き起こす原因となるかもしれません。このように、関節の安定性が低下することで、通常の可動域が損なわれ、日常生活にも支障をきたすことが多いのです。

妊娠・出産

妊娠中は、骨盤周りの関節や靭帯が緩む「リラキシン」というホルモンが分泌されます。このホルモン分泌は、出産の際に赤ちゃんが産道を通りやすくするために必要な準備です。一方で、リラキシンの分泌により仙腸関節が不安定になり、痛みを感じやすくなることがあります。特に出産後には、急激な骨盤の変化により、仙腸関節痛を引き起こすケースが多く報告されています。

細菌の感染

まれなケースではありますが、細菌が関節に感染することにより仙腸関節痛が生じることもあります。この場合、発熱や関節周辺の腫れを伴うことが多く、早期の検査が必要です。細菌感染による痛みは、他の原因とは異なる経過をたどるため、専門的な診察が求められます。

仙腸関節痛でよくある症状は?

仙腸関節痛の症状は、腰や骨盤付近に痛みが現れることが特徴ですが、その痛みがどのように感じられるかは人によって異なります。以下に、よく見られる具体的な症状を紹介します。

階段昇降で痛みを感じる

仙腸関節痛を患っている方がよく訴えるのが、階段を上り下りする際の痛みです。特に、片足に体重がかかるときに痛みが強くなるのが特徴で、階段を使うたびに腰や骨盤のあたりにズキッとした痛みが走ることがあります。このような動作は仙腸関節に大きな負荷をかけるため、痛みが引き起こされやすいのです。

立ちっぱなしの姿勢で痛みを感じる

長時間立っているだけで仙腸関節痛が悪化することもあります。特に姿勢が悪かったり、片足に重心をかける癖があったりする場合は、仙腸関節に負担がかかりやすく、痛みを感じやすくなるかもしれません。立っている時間が長くなると、痛みが腰から下肢にかけて広がることもあり、生活の質に大きな影響を及ぼすことがあります。

歩行時に痛みを感じる

歩く際に腰や骨盤周辺に違和感や痛みを感じる場合も仙腸関節痛の兆候の一つです。特に、一歩踏み出すごとに骨盤が回旋するため、仙腸関節に負担がかかり、痛みが生じることがあります。日常生活の動作で頻繁に使う関節であるため、歩行時の痛みは症状を悪化させやすく、早めの対応が求められるでしょう。

仙腸関節痛になったらやってはいけないことは?

仙腸関節痛を抱えている場合、適切な対処をしないと症状が悪化することがあります。ここでは、仙腸関節痛になった際に避けるべき行動を解説します。これらの行動を回避することで、症状の悪化を防ぎ、痛みを軽減することができるかもしれません。

猫背で過ごす

猫背姿勢は仙腸関節に大きな負担をかけ、痛みを悪化させる原因となることが知られています。猫背になると骨盤が不安定な状態になりがちです。この不安定さが、仙腸関節を支える靱帯に過剰なストレスを与え、その結果、靱帯が弛んで仙腸関節が不安定になり、痛みや炎症を引き起こすことがあります。 さらに、猫背は腰や背中の筋肉に過度の緊張をもたらし、特に多裂筋や最長筋などの筋肉が硬くなります。これによって血流が悪化し、筋肉内の圧力が高まることで痛みが増し、仙腸関節痛を悪化させる悪循環が生じます。また、猫背姿勢は脊椎の配列を崩し、椎間関節や腰椎に余分な負担をかけるため、腰椎が回旋しづらくなり、さらに仙腸関節への影響が強まるのです。

重い荷物を持ち上げる

重い荷物を持ち上げる際には、腰や骨盤に大きな負担がかかります。特に無理な体勢で持ち上げると、仙腸関節にも過度な力がかかり、痛みが増すことがよくあります。仙腸関節痛がある場合は、重い荷物を持ち上げることは避け、代わりに軽いものだけを持つか、他の人に頼むようにしましょう。

回転動作のあるスポーツや運動

ゴルフやテニスのように、体を回転させるスポーツは仙腸関節に負担がかかりやすいとされています。これらの動作では、骨盤が大きく回転し、その結果として仙腸関節に強いストレスが加わります。痛みがある状態で無理をしてこれらのスポーツを続けると、症状が悪化する可能性があるため、仙腸関節痛が治まるまでは控えるようにしましょう。

仙腸関節痛でお悩みの方はひらいトータルボディケアにご相談ください!

仙腸関節痛は、日常生活に大きな影響を及ぼすことがありますが、適切な対処を行うことで改善が期待できます。痛みを感じたら、自己判断で対処するのではなく、早めに専門家に相談することが大切です。猫背や重い荷物を持つことなど、痛みを悪化させる行動を避け、正しい姿勢や運動を心がけましょう。仙腸関節痛でお悩みの方は、ぜひ、ひらいトータルボディケアにご相談ください。専門的な施術で、痛みの根本からサポートします。

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