踵の痛みの原因は?小学生によくある疾患・治し方などを解説!

​​子どもが「かかとが痛い」と訴えると、親としてはとても心配になりますよね。 特に元気いっぱいに遊び回っていた子どもが急に痛みで立ち止まったりすると、何が起きているのか不安になるものです。 この記事では、一般的な踵の痛みの原因から、小学生によく見られる疾患やその治し方について詳しく解説します。

踵(かかと)の痛みの一般的な原因は?

踵の痛みは、日常生活の中で誰でも経験する可能性があります。特に成長期の子どもやスポーツをする人に多いですが、大人にも起こり得るものです。以下のような原因がよく挙げられます。

足底筋膜炎

朝、ベッドから降りた瞬間に「イタッ」と感じたこと、ありませんか?これは足底筋膜炎が原因かもしれません。 足底筋膜という、足の裏を支える重要な組織に炎症が起こることで痛みが生じます。特に朝起きたあとや運動後に痛みが強くなることが多いとされています。これは、長時間足底筋膜が伸びずに硬直した状態から、突然負荷がかかることで炎症が悪化するためです。長く放置すると慢性的になるため、早めの対応が重要です。

踵骨

踵骨に小さな骨の突起が形成され、これが周りの組織を刺激して痛みを引き起こすことがあります。立ち仕事やランニングをよくする人に多いですが、痛みが出ない場合もあるので見逃されがちです。 アキレス腱炎 スポーツをしている子どもに多いのがアキレス腱炎。 急な運動などでアキレス腱に繰り返し負担がかかることで炎症が起こり、踵の後ろ側に痛みが出ます。激しい運動をした後に「かかとの上のほうが痛い」と言われたら、これを疑ってみてください。

踵部脂肪辱炎

踵骨の成長軟骨部分に炎症が起こることで発生し、踵のクッションとなる脂肪組織が萎縮したり損傷したりすることで、足裏に直接負荷がかかり、痛みが生じます。 特に高齢者や長時間の立ち仕事をする人に多く、硬い地面での活動が症状を悪化させます。 リウマチ 自己免疫疾患である関節リウマチが関節や周囲の組織に炎症を引き起こし、踵にも痛みをもたらすことがあります。 リウマチによる踵の痛みは、朝のこわばり感を伴うことが多く、全身の他の関節にも症状が見られる場合があります。

痛風

尿酸値の上昇による急性関節炎で、踵に鋭い痛みを感じることがあります。 特に痛風発作では、赤く腫れ、触ると強い痛みがあるのが特徴で生活習慣の改善や適切な薬物療法が必要となります。 尿酸値の上昇による急性関節炎で、踵に鋭い痛みを感じることがあります。 特に痛風発作は、赤く腫れ触ると強い痛みがあるのが特徴で、尿酸が関節内で結晶を作り、炎症を引き起こすことで発生します。 発作は急激に強い痛みを伴い、かかとだけでなく足の親指の付け根など全身の関節に影響を及ぼす場合があり、原因としては、カロリーの高い食事、水分不足、ストレスなどが挙げられます。 痛風の特徴的な症状:
  • 突然の激しい痛み
  • 患部の熱感と腫れ
  • 赤みを帯びる場合が多い
症状が発生した場合、自己判断は避け、速やかに医療機関を受診することが推奨されます。特に細菌感染症やリウマチなどほかの疾患との区別が必要です。

小学生の子どもの踵(かかと)の痛みの原因は?

小学生の場合、成長期特有の疾患が踵の痛みの主な原因となることが多いとされています。成長期の骨や軟骨、腱は大人に比べてデリケートで、運動や体重の影響を受けやすいからです。

踵骨骨端症

踵骨骨端症は、踵骨(かかとの骨)の成長軟骨部分に炎症が起こる疾患で、8歳から12歳の成長期の子どもに多く見られます。激しい運動や長時間の立位により、踵骨が過剰な負荷を受けることで発症します。 主な症状として、踵の痛み、歩行時の違和感、踵を押すと強い痛みを感じるなどが挙げられます。

シーバー病

シーバー病(セーバー病)は、成長期に急激に骨が伸びることで、踵骨の成長軟骨部分にストレスがかかり炎症が起こる疾患です。特に運動量が多い子どもに発症しやすく、以下のような症状が見られます。
  • 踵の裏側に痛みが生じる
  • 運動後に痛みが悪化することがある
  • 立ち上がる際や走る際に痛みを感じる
運動量が多く活発な子どもほど発症リスクが高く、スポーツをしている場合は特に注意が必要で、痛みが強い場合は運動を一時中止し、適切な休息を取ることが重要です。 症状がある場合は、整形外科を受診し正確な診断と治療方針を相談しましょう。

踵の痛みの治し方は?

子どもが踵の痛みを訴えた場合、すぐに適切な対策を取ることが大切です。 踵の痛みを治す方法は原因によって異なりますが、以下のような治療法が一般的です。

薬物療法

鎮痛剤や抗炎症剤などの薬物療法は、痛みや炎症を抑えるための第一選択として用いられます。使用する薬剤は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンなどが一般的に処方されます。長期使用時には胃腸障害などの副作用に注意が必要なため、医師の指導の下で使用することが重要です。小学生の場合は、子ども用に調整された安全な薬剤を選び、用量に十分注意する必要があります。

注射療法

注射療法は、薬物療法で十分な効果が得られない場合や痛みが激しい場合に検討されます。 適用される薬剤は、一般的にステロイド注射や局所麻酔薬が用いられ、炎症を迅速に鎮め、短期間で症状を改善する効果があります。 ただしステロイド注射は繰り返し使用すると組織の弱化を引き起こす可能性があるため、慎重な判断が必要です。

整体での施術

整体や理学療法は、足のアライメント(骨格の配列)を整えることで、痛みを軽減するのに役立ちます。 理学療法は、足底筋膜やアキレス腱のストレッチ、マッサージ、エクササイズを組み合わせることが一般的で、 骨格や筋肉のバランスを改善し、再発防止を図ります。 整体での治療は、継続的に施術を受けたり、自宅でのケアをしたりすることが重要です。

生活習慣の改善

生活習慣の改善は、踵の痛みを根本的に予防・改善するために不可欠です。 例えば、合わない靴は踵の痛みを引き起こすため、適切な靴選びが重要です。クッション性が高く、サイズが合った靴を選ぶことで踵への負担を軽減できるでしょう。足の形に合わせたオーダーメイドインソールも有効です。 また足裏の筋肉を鍛える簡単なエクササイズやストレッチを日常的に行うことで、痛みの予防につながります。

踵の痛みにテーピングは有効?

踵の痛みの緩和には、テーピングが非常に有効な手段とされています。 正しいテーピングを行うことで、患部にかかる負担を軽減し、痛みを抑えるだけでなく、症状の悪化を防ぐこともでき、また運動時のパフォーマンス向上や再発予防にも効果があります。

テーピングの目的

踵骨の固定:テーピングによって踵骨を安定させることで、不安定な動きを防ぎます。これにより、痛みの原因となる摩擦や過剰な負荷を軽減します。 足底筋膜のサポート: 足底筋膜炎などの症状では、筋膜にかかる負担を分散することが重要です。テーピングを適切に施すことで、筋膜のストレスを減少させ、治癒を促進します。 負荷分散:足のアーチを支える形でテーピングを施すことで、踵に集中しがちな体重の負荷を足全体に分散させる効果があります。

具体的なテーピング方法

テーピングの方法は疾患や痛みの程度によって異なります。足底筋膜炎の場合、足のアーチを支えるようにテープを貼り、踵からつま先に向けて固定します。 アキレス腱炎の場合、アキレス腱をサポートするようにテープを貼り、踵からふくらはぎに向けて固定します。 適切な貼り方は専門家の指導を受けると安心です。

注意点

テーピングを行う際には、以下の点に注意してください。 正しい方法を学ぶ:不適切な貼り方は逆に痛みを悪化させる可能性があります。医療機関での指導を受けるか、専門家に貼り方を依頼してください。 肌の保護:テーピングの粘着剤が肌に負担をかける場合があります。肌が敏感な方は、事前にテープ用の保護スプレーやパッドを使用すると良いでしょう。 使用時間を守る:長時間の使用は血流を阻害する可能性があるため、適切なタイミングでテーピングを外すことが重要です。

踵の痛みでお悩みの方はひらいボディケアにご相談ください!

踵の痛みは放置すると悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。特に成長期のお子さんの場合、適切な検査を行うことが将来的な健康を守るために重要です。 「ひらいボディケア」では、踵の痛みに対する専門的なケアを提供しています。お子さんの痛みに対する適切な触診と改善方法を提案し、日常生活やスポーツ活動を快適に行えるようサポートさせていただきます。 お子さんやご自身の踵の痛みでお困りの際は、ぜひ当院にご相談ください!

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